政治

WAで党首選の動きか 大臣辞任続く 

【パース18日AAP】   来年3月に州選挙を控えるWA州でバーネット首相に対し、自由党のリーダーシップを問う声があがっている。17日夜に州運輸相を辞任したディーン・ナルダー氏は、「けしかけはしないが、党首選を求める動議が出されたら挑戦する」と話す。

ナルダー氏は、党首選を求める自らの支持者らがいると明らかにした。同州のトニー・シンプソン氏も同日午前、自治・地域社会相を辞任している。2人は、バーネット氏の演説やラジオ出演を通して政策について学んだとして、州首相の閣僚との協議不足に不満を示した。

バーネット州首相は党首選を行う意向はないとしている。また、「辞任の決断について、2人とも対面はおろか電話で伝える勇気や誠実さもなかった」と述べ、組織的な動きがあるのではと疑いを見せた。特にナルダー氏については、「重要な職位と機会を与えたにもかかわらず、裏切られた」と話した。

一方でハービー州副首相は、少数の反対意見はあるものの、議員の多数がバーネット州首相を支持すると改めて表明した。また、バーネット氏が大臣らとの協議を怠ったという主張を否定した。

リーチテル社が1724人を対象に行った世論調査では、2党比較では51対49で野党労働党が与党をリードしている。

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