【NSW3日】　　NSW州保健当局は3日、帰国者が自主隔離を行う2軒のホテルで働いていた女性労働者について、コロナウイルスの陽性反応が出たと発表した。同州のベレジクリアン首相は“深刻な状況”とする一方、対処できる範囲との見方を示している。

NSW州のハザード保健相は、ノボテルホテルとダーリングハーバーのアイビスホテルで働いていた女性について、シドニー南西部のミントから電車とライトレールを利用したと発表した。また、女性の家族5人が検査を受け結果は陰性だったものの、14日間の隔離生活を行っている。

保健当局は、女性の感染経路について、帰国者からの感染か現段階で断定するには時期尚早としている。女性の勤務日はアイビスホテルが11月27日、ノボテルホテルが28日、29日、30日だった。この日に勤務していた従業員はすでに検査を受けており、陰性の結果が出るまで隔離生活を行う。