政治

WA与党自由党 党首選を回避 

【パース20日AAP】   WA州のバーネット首相に対し、リーダーシップを問う声があがっていた。20日に自由党の党内会議で行われた投票により、党首選は行わないと決まった。

党首選を求める声は15票、反対は31票だった。バーネット州首相は圧倒的な勝利を認めたうえで、自身に突き付けられた批判を受け止めるとした。党内で不満を率直に述べる機会を設け、来年の州選挙に向けて一丸となって取り組むことを決定したという。

17日、ディーン・ナルダー氏とトニー・シンプソン氏の2人が同州の大臣を辞任した。ナルダー氏は党首選でバーネット氏に挑戦する意向を示していたが、敗退が予想されていた。ナルダー氏は、来年3月の選挙で一般議員として出馬する意向を示した。

最新の世論調査では、2党比較で州野党労働党が与党を51対49でリードしている。ノートルダム大学で政治学を担当するマーティン・ドラム講師は、「自由党の支持率が下がれば、リーダーシップの不安が再浮上する可能性がある」と話す。マクゴーワン州労働党党首は自由党について、「議員の三分の一が不満を抱く中での党統制は難しいだろう」と述べた。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら