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豪の子どもは運動苦手? SA大学研究

【アデレード21日AAP】  オーストラリアの子どもたちは、世界の他の国の子どもたちと比べて運動がやや苦手という研究結果が、南オーストラリア大学の研究チームによって明らかになった。オーストラリアは50カ国中35位で、上位にはタンザニアや日本、最下位には韓国や米国が入った。

同調査は50カ国における9歳~17歳の子ども110万人を対象に、20メートル走の結果を基に分析を行った。研究を行ったグラント・トムキンソン教授は、心肺能力は健康状態を知るのに最適だと説明した上で、「運動能力が高い子どものほうが、健康で長生きする傾向がある」と話した。

さらにトムキンソン教授は、貧富の差が子どもたちの心肺能力の差に強い相関性を示していると指摘したほか、今年行われたリオオリンピックでオーストラリア選手の成績が振るわなかったのは、次世代を担うアスリートの育成において、改善すべき点があることを示しているとの見解を示した。

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