【キャンベラ24日AAP】 オーストラリア海軍が開発・建造中であるオーストラリア防空駆逐艦(AWD)3隻のうちの1隻「ホバート級」の南オーストラリア海上での4日間の海上試運転が行われ、軍艦の船体、推進装置、航法システムが正常に機能することが確認された。
クリストファー・パイン防衛産業相は、「今回の試運転成功は1つの重要な節目となる。一流であるオーストラリアの軍需産業が国家防衛のために建造した戦艦だと示すものだ」と述べた。
すでに90億ドルもの予算を投じた同プロジェクトは3年の遅れが出ているが、この「ホバート級」は来年初めにイージス戦闘システムやレーダーシステム等の試運転を行う予定で、オーストラリア海軍に引き渡されるのは2017年中頃だという。
残りの2隻である「ブリスベン級」は2018年、「シドニー級」は2020年に完成する予定だという。