【アデレード24日AAP】 SA州アデレード北部にあるヤタラ刑務所で受刑者が看守5人に暴行を加え、受刑者自身もケガを負う事件が起きた。
調べによると、20代後半の男受刑者は裁判出廷のための「ビデオリンク方式」で尋問されるため刑務所内の入所エリアで待機中だったが、突然看守5人に襲いかかったという。
デイビッド・ブラウン州矯正局長官は、「暴行には武器は使われていなかった」とし、暴行を受けた看守らは病院から退院したが、「今回の事件にショックを受けている。これから精神的な支援をしていく」と述べた。
受刑者はロイヤル・アデレード病院へすぐに搬送されたが重体だという。ブラウン長官は「事態収拾のため武力行使が必要になる際にも、我々は責任を真剣に受け止めて行動している」とし、今回の事件に関して警察の調査に全面協力するとした。