【シドニー25日AAP】 NSW州で数百万ドル価値の公営住宅が売却され、ホームレスや経済的に不利な状況に置かれる数百人に、住む場所が確保される。
州政府は昨年、シドニー中西部ミラーズ・ポイントの住宅数百戸を売却した。売却された住宅の多くは歴史的遺産リストに掲載されている。この収益で、西部ペンリスからカナダ・ベイ、南はウーロンゴンやシェルハーバーにわたり、州政府は新たに公営住宅およそ650戸を建設中。入居を待つ数百人がすでに入居、もしくは間もなく入居できる予定。5億ドル規模の同プロジェクトによって、全体で公営住宅1500戸が建設される見通しだ。
ミラーズ・ポイントに住んでいた570人以上が、ピアモントやグリーブなどに移り住んだ。ハザード州社会住宅相は25日、公営住宅入居を待つ6万人への理解を示したとして、ミラーズ・ポイントの住人らに感謝を示した。