【シドニー26日AAP】 NSW州のスクールホリデー初日、国内各地の国際空港などで空港職員らによる2週間のストライキが開始した。シドニー空港では旅客への影響を懸念し、追加で職員が配置された。
26日午前、シドニー国際空港で遅れは報告されなかった。移民・国境警備省は、ストライキ中に職員が不足する時間が出ないよう他部署の職員を追加で配置したうえで、今後2週間で遅れが発生する可能性はあるとして、空港に早めに到着するよう旅行者に呼びかけている。
税関・入国管理職員らは、連邦政府による雇用条件の変更に3年にわたって反発している。地方公共部門組合(CPSU)のナディーン・フラッド氏は、「公平で賢明な解決策を望むが、政府は協議を拒んでいる」と述べた。
移民・国境警備省はこれに対し、「スト参加による給与控除で組合員はすでに200万ドル超を失っており、今回のストでさらに不利になるだけだ」と声明を発表し、市民に影響が出る可能性をわかっていながらストに突入するとは残念だとした。