【ブリスベン8日AAP】 物議を醸しているSBS局のドキュメンタリー番組「Struggle Street」(問題を抱えた地域)が、ブリスベン郊外でカウンシルから許可を得ずに撮影をしたとして罰金を科されたことがわかった。
7日午後にブリスベン西部に位置するイナラの歩道で、スタッフ2人が撮影しているのを住民が抗議し、市のカウンシルが609ドルの罰金を科したという。
グラハム・カーク市長は「住民が社会的、経済的に不利な立場にあることは重要な課題だが、この番組で放映されている人々の困窮した生活状況が正確で公平なものとは思えない」と批判した。同市長は住民に対して、無許可撮影を発見した場合は直ちに通報するように呼びかけていた。
SBS局は同番組の内容は公平なものだと主張し、番組への抗議に対して「遺憾だ」とコメントしている。