【NSW10日】 NSW州シドニー北部のビルゴラ・プラトー(Bilgola Plateau)で7日午後、清掃業者がアスベストで覆われた屋根に水を高い水圧で吹きかけ、近隣住宅がアスベストで覆われる事故が起きた。住宅があるマリポサ・ロードは封鎖され、住民は避難を余儀なくされている。
避難している近隣住民の一人はキャンプ場に用意された仮住まいに身を寄せているが、状況について「心が痛む」とし、「2人の子どもたちも家に帰りたがっている」と話した。この女性によると、7日午後1時30分ごろに帰宅した際、自宅は雪に覆われたようだったという。
NSW州火災救助隊は7日に汚染が発覚した後、住宅のある通りを“ホットゾーン”に指定。8日の時点で住宅3軒、車9台が封鎖対象となった。安全を確保するため、大気調査システムと下水道封鎖が導入された。今のところ、清掃業者に対する罰則については発表されていない。