【メルボルン９日ＡＡＰ】　　　ＶＩＣ州で強風によって倒れた木が住宅を直撃し、１人が死亡、もう１人が入院している。

９日午後１時１５分頃、ミルグローブの住宅の上に木が倒れ、中にいた５０代の女性が死亡した。これとは別にテコマでも、倒れた木によって８１歳の女性が家の中に閉じ込められ、救出後に病院に搬送された。

州救急サービス（ＳＥＳ）などには９日午後４時までに、２２００件以上の救援要請が寄せられたという。州内各地で一時、１２万戸以上で停電が発生し、午後５時半の時点でも１１万３０００戸以上で停電が続いている。

強風の影響を受けて、メルボルン空港は滑走路１本のみで運行を続けているが、航空会社の運航状況を確認するよう乗客に呼び掛けている。

気象局によると、９日夜に冷たい空気が入ってくるにつれてメルボルンの強風は弱まるものの、州北西部では引き続き風の強い状態が続くと予想される。また、州北部の大部分で洪水警報が出されている。