【メルボルン9日AAP】 メルボルンで9日、第23回ITS(高度道路交通システム)世界会議が開催され、自動運転車など最新の高性能運転技術が発表された。
2017年には、次世代のWIFI機能を使って道路や他の車両と情報データを交換する自動車が大量生産される。また、自動運転シャトルバスはすでに市場に出されている。自動運転技術は複雑であることから、従来は競争の激しい自動車製造企業らが一つになって、業界基準を生み出した。
アルバートパークで行われた同イベントでは、国内デザイン初となる、テスラ車両を使ったボッシュ社の自動運転システムも披露された。また、自動運転シャトルバスや、WIFI機能を使って他の車両と情報交換するシーメンスの自動車も発表された。
地図データ企業HEREのモナリ・シャー高度道路交通部長は、道路交通技術の進歩が都市部での住みやすさへのカギとなるとして、「驚異的に成長する多くの都市で、道路を拡大し続けることはできない。技術を使って別の方法を見つける必要がある」と述べた。