【キャンベラ14日】 国内の全国一斉テスト、ナプラン(NAPLAN)の点数を向上するための対策が、オーストラリア・カリキュラム評価報告機構(ACARA)の新調査からわかった。
調査結果によると、ナプラン対策としてそれぞれの生徒に合わせて異なる指導方法を行なっている学校は、生徒の点数が向上していることが明らかになった。同機構の代表は「成功している学校は、意図的そして系統的に指導方法を行なっている。そして経験のある教師が他の教師が専門的に指導できる環境がある」と述べた。
一方で、2010年からACARAによって行われている読み書きと計算能力を査定するナプランは、教師を「テストのために教える」ことを強要していると批判の声もある。
同機構は、ナプランは生徒の知識やスキルの発達向上につながるとし、学校のナプランへの取り組みは、テストで好成績を取ることが主要目的ではなく、 社会教育的な利点と相関性があることが調査からわかると強調している。
NSW州、VIC州、QLD州、ACTの教育省ではNAPLANを廃止して、全国標準テストANSA(Australian National Starndardised Assessments)と呼ばれるテストを代わりに実施することを検討している。ANSAは生徒の批判的思考や独創的思考を測る内容になり、作文内容も変更となる。
ソース : news.com.au – Study reveals secret to improved NAPLAN results