【アデレード18日AAP】 SA州議会で、自ら責任能力のある末期病状の患者に限って、本人の意思による安楽死を認める法案が導入される。州議会での同様な討議は14回めであり、可決されれば国内で本人の意思による安楽死を認める最初の州になる。
同州の与野党は法案について、判断能力のある末期患者に限るとして、障害や年齢、精神疾患を理由とする安楽死は認めないと発表した。また、“末期症状”は「治療不能かつ患者が耐えられない症状」と定義された。患者がこれらの基準を満たすと、医師2名が判断しなければならない。
法案は、与野党で良心による投票で決定される見通しだが、ウェザリル州首相、マーシャル州野党自由党党首ともに、州議会での徹底討議が必要だと話す。
キリスト教や障害者を支援するグループのなかでも、意見は二分している。