【ゴールドコースト19日AAP】 QLD州のパラシェイ首相は19日、ゴールドコースト南東部のザ・スピット(The Spit)に、クルーズ船の発着ターミナルを建設する提案について、前向きな姿勢を示した。同案は18日、ゴールドコースト・カウンシルが賛成多数でターミナルを建設することに合意している。
パラシェイ首相は当初、環境への影響などを指摘していたが、「ゴールドコースト市長がビジネスプランを提出した上で、建設案を推し進めるのなら、州政府は喜んで検討する」と話し、800メートルの桟橋を含むクルーズ船ターミナルの建設について、検討する余地はあるとの態度を示している。
パラシェイ首相は当初、ブリスベンのラゲージ・ポイントに同様のターミナル建設案が持ち上がっていることや、周辺環境に影響が及ぶことを懸念していた。環境への影響については来年2月、86億ドルかけて行われる事前調査の結果報告会で明らかにされると見通しとなっている。