【キャンベラ19日AAP】 連邦のアボット前首相は19日、保守連合与党内でアドラー型ショットガンの輸入規制を緩和する声が上がっていることについて、テロ攻撃の危険性が高まるなかで、まともな政党ならば銃の大量輸入は許すことはしないとの見解を示した。
アボット首相は「銃の輸入を許可すれば、テロ行為を企てようとする人間たちが、それらの銃を手にする危険が高まるのは目に見えている」と述べた。またターンブル政権が銃の輸入を全面的に禁止すべきかと問われると、簡単には入手出来ないようにすることが重要と答えた。
これまでオーストラリア国内で、公共の場所などにおける大量殺人事件が起きていない背景には、政府による厳しい銃規制がある。ターンブル首相はアボット前首相のコメントを受け、政府が銃の規制を緩めることは決してないとの姿勢をあらためて示した。