【シドニー20日AAP】 NSW州政府はこのほど、「2015/16年度ビーチ状況調査報告書」を発表した。同報告書によるとクージーをはじめとするシドニーの10余りのビーチで、水質が安全基準を満たしていなかったことが分かった。降水量の増加などが、水質汚染の主な原因とみられている。
シドニーでも人気のクージー・ビーチとマラバー・ビーチは、糞便汚染および微生物などによる汚染で水質が低下したことが分かった。クージー・ビーチは今年4月、下水処理されていない水が流れ込んだために一時閉鎖となる措置がとられていた。
同報告書によると、気候が乾燥しているときには水質が比較的良いが、雨が降った後の3日間はビーチで泳ぐのを控えるよう勧めている。なおシドニーのビーチで最も汚染の影響を受けていたのは、5年連続で最下位となったボタニー・ベイのフォーショア・ビーチだった。