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フルタイム雇用減少率 過去5年で最大

【キャンベラ20日AAP】  オーストラリア国内の今年9月の失業率は5.6%と、過去3年間で最も低い水準となったことが分かった。求職中の人の数が減少していることが背景とみられている。さらに1カ月間におけるフルタイム雇用者数の減少率が、過去5年間で最大となったことも明らかになった。

今年9月のフルタイム雇用者数は5万3000人減少となり、パートタイム雇用者数が4万3200人増加したことでこれを相殺した。またオーストラリア国内の雇用者総数が減少したのは、8月から2カ月連続となり、フルタイムからパートタイムへ転向する動きも依然として続いている。

連邦のキャッシュ雇用相は、「国内の雇用情勢は確実に変化し続けている」と述べ、女性の労働者が過去最高となる555万4000人を記録したほか、若者の失業率が12.6%と前月比で0.2%減少したことなどを報告。ターンブル政権が推し進める「経済成長と雇用創出」を促す関連法案の可決が重要との見方を示した。

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