【メルボルン4日AAP】 VIC州メルボルンで、シリア難民の受け入れ反対を訴えるデモ行進が5日に行われることが分かった。デモ行進が行われるのはメルボルン郊外のエルサム(Eltham)で、改築工事を終えた老人養護施設にシリアからの難民が入居する予定となっている。
普段は閑静な町として知られるエルサムだが、デモが行われれば難民受け入れ問題の議論の引火点となるとの見方が強まっている。エルサムでは2年間の期限で、シリアからの難民120人を受け入れることが決まっているが、地元コミュニティではこれについて意見が二分している。
デモ行進を計画したニック・フォークス氏は、SBS放送のテレビ番組「Living with The Enemy in 2014」にも出演したことがあり、第三世界からの移民の受け入れを凍結するよう訴えている。同番組では、異なる宗教や信条を持つ人々と同じ国やコミュニティに暮らすことに焦点を当て、オーストラリア人の様々な考え方に迫る内容で話題となった。