【キャンベラ4日AAP】 連邦政府は4日、インターネットショッピングなどで海外から購入した商品に対する課税制度について、草案を発表した。同草案によると、1000ドル以下の購入品に対し消費税(GST)として10%を課税するという。
モリソン財相によると、海外からの低額の購入品に対し課税を導入するのはオーストラリアが初めてで、欧州連合(EU)でも同様の動きが出ているという。同財相はGSTの導入は、オーストラリア企業が海外企業と互角に競争できるようにするためだとしている。
新しい課税制度では、購入者がオンラインまたは電話で海外から商品を購入すると、郵送料も含む代金の10%が課税される。また、オーストラリアへの売上高が一年間を通して7万5000ドル以下の会社は新しい手続きをする必要はないが、それ以上の場合は自発的に納税登録をする必要がある。