【パース6日AAP】 連邦政府による“予防接種拒否は助成金カット”のもと、医療的な例外を除き、育児助成金を受給するには子どもに予防接種を受けさせることが必要だ。ポーター社会サービス相は、「予防接種が済み次第、育児助成金の受給が再開できる」と話す。
同規制のもと、ファミリータックスベネフィットAのみで、未払いの助成金は3800万ドルと見積もられる。
規制が導入された1月1日以降、国内で子ども18万7695人が新たに予防接種を受け、接種率が大きく改善された。特に、先住民系の子どもの接種率が大きく改善されたという。首都特別地域(ACT)が国内最高の接種率を誇り、先住民系5歳児の接種率ではNSW州が96.2%でトップであった。集団での免疫は、病気の感染を阻止したり遅らせるとして、接種率95%の達成が不可欠だとポーター氏は話す。
接種率が国内で最も低いWA州は改善傾向にあるものの、NT準州同様、多くの遠隔コミュニティに対応する必要がある。また、パース南部フリ-マントルでは良心的に予防接種を拒否する人が多い。