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クリスマス当日は祝日賃金に VIC

【メルボルン7日AAP】   今年はクリスマスと日曜日が重なることから、VIC州で働く人の多くが祝日の賃金割増率に該当しない。組合側はこれを不公平だと主張している。

クリスマス当日、雇用主は従業員に対し、通常の日曜日の賃金割増率で支払うことになる。一方で、火曜日の27日には祝日の割増率が支払われる。賃金割増率は祝日が通常の2.5倍、日曜日は1.5~2倍。VIC州を除く全州・地域が12月25~27日を祝日としている。

州小売店・卸売関連業従業員協会(SDA)のマイケル・ドノバン事務員は、「クリスマスが祝日でないと知ったら、多くの州民は驚くだろう」と話す。交通機関や医療従事者、ガソリンスタンドの従業員など、州内の労働者10~20%が影響を受けるという。

同州のダリダキス中小企業相は7日、祝日と週末が重なった場合の取り決めを再考察した結果、変更はないと認めた。

VIC州は昨年、AFL決勝戦の前日を新たな祝日に加え、イースターサンデーの日曜日も祝日とした。

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