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障害を持つ児童 7人に1人が性的虐待

【シドニー7日AAP】   シドニー大学が行った調査の結果、国内で障害を患う子ども7人に1人が、性的虐待を受ける可能性があることがわかった。

児童性的虐待に関する王立委員会によると、障害を持つ子ども100人中、性的虐待を受けるのはおよそ9~14人とされる。実際の虐待の程度はわかっていないが、一時療養ケアや学校の送り迎えなど危険性の高い状況に焦点を置いて、虐待を未然に阻止することが奨励された。

障害を持つ子どもが性的虐待を受ける確率が高い理由に、監視なしで大人と1対1で過ごす時間が多く、日々の身の回りの世話などが考えられる。また、一般的に障害を持つ子どもは“誰かに話す可能性が低い”と考えられている。

調査結果についてフィリップ・リード委員長は、「障害者に対する見識の変化が、現行の障害者サービス制度にどのような影響をもたらしているのか理解する手掛かりとなる」と述べた。

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