【ダーウィン10日AAP】 オーストラリア軍の兵士300人が11日、イラクへの派遣に先立ち、ダーウィンのローバトソン・バラックスでパレードを行う。兵士らは「オクラ作戦」に参加するため、約6カ月間、タジ基地に派遣される。
「オクラ作戦」は、イスラム教過激派組織ISによる支配を崩壊させ、勢力を弱めることを目的に、国際任務として、オーストラリアが参加している。タジ基地で任務に当たっているヴァグ大佐は、「我々の任務はISとの戦闘に備え、イラクの国防軍を訓練すること」と述べた。
また、国連事務総長特別代表のジャン・クビス氏は安全保障理事会で10日、イラク軍や有志連合が街の解放に向け、確実に成果を上げていると報告。一方で、ISが最大の拠点とするモスルで市民を人間の盾として利用するために、数万人に上る市民を移動させているという信頼性の高い情報を入手したことも明らかにしている。