【シドニー11日AAP】 クリスマスを来月に控え、オーストラリア小売協会(ARA)とロイ・モーガンは、今年のクリスマスシーズンの消費者による支出額が、481億ドル以上に達すると予想している。支出全体のうち40%は食料品が占めるという。州別ではWA州で横ばいだが、その他すべての州で昨年を上回る数字となっている。
同調査では11月15日~12月24日までの支出額を予想しており、NSW州だけで支出額が約155億ドルに上るとみられている。ARAのジマーマン取締役は、今年の支出額はオーストラリア全体で昨年と比べて10億ドル以上多い、2.3%増になるとの見方を示している。
さらにジマーマン取締役によると、レストラン、バー、ファーストフードなどのホスピタリティー業界で5.7%と大幅な伸びが期待されるという。また、買い物客がピークに達するのは例年同様、クリスマスまでの1週間と予想されている。