【パース11日AAP】 WA州のレース・ギャンブル省(RWWA)は11日、同州におけるドッグレース産業について、レース犬の安楽死を減らし、「リホーミング」と呼ばれるシェルターからの引き取り件数を増やす方針を明らかにした。
同州のドッグレース業当局は昨年、安楽死した犬が371頭に上ると報告している。安楽死の理由は、96頭はレース犬としての適性がないため、88頭は健康状態に問題があり引き取りが不可能、187頭がトレーニングやレースでの負傷となっている。
RWWAはレース犬の引き取りプログラム「グレイハウンド・アズ・ペッツ」の資金を、2014年~15年の12万ドルから、今年は50万ドルに増額。過去1年間で600頭以上が新しい飼い主によって引き取られた。
一方、グリーンズ(緑の党)のマクラーレン議員は、「ドッグレースについての問題が、メディアに注目されなくなったら、どうなるのか」、「これまで通りにドッグレースを続けることは受け入れられない」と述べた。