【メルボルン12日AAP】 VIC州政府は12日の会見で、今後5年間にわたって「住居が不安定な状態」な人を支援するための政策に約1億1000万ドルの予算を投入することを発表した。
この政策により、路上生活者や住宅を失う危機にある1万9000人が支援されることになるほか、重度の精神疾患者や女性や子どものための住居供給や改善などが計画されている。
メルボルン市が実施した最近の調査によると、メルボルン中心部では247人のホームレスが生活しており、2年前の142人よりも増加している。
ダニエル・アンドリュース州首相は、車上生活者や友人宅やホステルなどで仮住まいをしている人が数千人もいることを明らかにし「彼らの住居環境を改善することが先決すべき課題」と述べた。