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ナウルなど拘留の難民 米国に再定住か

【キャンベラ13日AAP】   ターンブル連邦首相は、マナス島とナウルに拘留されている難民を米国に再定住させることで、オバマ米大統領と合意したと発表した。イスラム教徒の移民に反対するドナルド・トランプ氏が次期米大統領に決まったことによる影響について、ターンブル首相は明言を避けている。

ターンブル首相は13日、1回限りの再定住に関する取り決めは現在拘留中の難民に限るとして、「今後オーストラリアを目指す難民には適用しない」と断定した。さらに、密入国請負業者が今回の取り決めを絶好の機会ととらえる可能性があるとして、海上パトロールや監視を強化したと強調した。

ジョン・ケリー米国務長官も訪問先のニュージーランドで、「難民の米国再定住を検討する方向で合意した」と発表した。

米国での再定住はナウルに拘留中の女性、子ども、家族が優先されるという。米国の国土安全保障省が数日以内にオーストラリアを訪問し、難民を一人ずつ審査する予定。

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