【ACT25日】 オーストラリア南極観測局(AAD)によると、南極西部のデイビス基地に駐在していたオーストラリア人隊員の健康状態が悪化したことを受け、このほど中国と米国の協力を得て、無事にこの隊員をオーストラリアへ搬送したことが分かった。
隊員の病状については明らかにされていないが、新型コロナウイルスではないことが確認されている。5日間に及ぶ看護護送作業では船、ヘリコプター、飛行機が連携を取りながら作業を行ったことが分かっている。
AADのエリス局長は今回の護送作業について、「困難で複雑な作業だったが、国際協力の最も良い側面が反映されるものだった」と述べ、これまで多くの看護護送に関わったが、今回は互いに協力する精神が生かされたものだったと振り返り、協力した米国と中国に謝意を示した。
ソース:news.com.au-Sick Aussie comes home from Antarctica after five-day mission