【シドニー15日AAP】 2003年、シドニー西部のプランプトン高校は、ティーンエイジャーの母親の高校卒業を手助けするプログラムが紹介されて有名になった。今月末の続編放送に先駆け、当時の同高校校長は、同プログラムをNSW州全域で再導入するよう州政府に呼びかけている。
同プログラムは、2004年のグレン・サージェント校長退職まで14年間行われ、女子学生200人以上が参加した。今月28日、当時の女子学生のその後を追跡した番組「Plumpton High Babies:10 Years On」が放送される。オーストラリア勲章を受章したサージェントさんは、「自閉症や学習障害などのサポート同様、妊娠した学生のサポートもあるべき」「高校を卒業して職を見つければ、彼女たちが納税者の負担になることもない」と述べた。
15~19歳の母親が生んだ子どもの数は、2015年から630人減少の8574人。2001年は1万1704人だった。
同州教育省は、「カウンセリングや柔軟な授業時間、卒業時のHSCの5年猶予など、学生には十分なサポートが提供されている」と発表した。