【ACT31日】 中国の王毅外相は、今月19日にオーストラリアのケビン・ラッド元首相が開催したアジア・ソサエティ・ポリシー・インスティテュートによる会合に出席し、オーストラリアとの貿易問題を出来るだけ早期に解決したいと話したことが分かった。
王外相は、ラッド元首相が両国関係を“再び安定化させる”ための方法はあるかと尋ねたのに対し、関係が出来るだけ早く正常な状態に戻ることを望んでいるとした上で、「関係改善のためのあらゆる努力を歓迎する」と述べた。
さらに王外相は、オーストラリアが中国を脅威としてではなくパートナーと捉えることにより、両国間の問題が解決される可能性は高まるとの見方を示し、「われわれは仲間であるオーストラリアにボールを蹴ってパスを出すだろう」と話した。
中国政府は、オーストラリア産の小麦などに高い関税を課しており、オーストラリア政府は中国を世界貿易機構(WTO)に提訴する方針を決めている。
ソース:news.com.au-China wants relations with Australia back on track as ‘early as possible’