【19日メルボルンAAP】 メルボルン郊外にあるスプリングベールで18日、コモンウェルス銀行の支店で男が焼身自殺を図り、銀行内にいた多くの利用者が重軽傷を負った事件で、バーナビー・ジョイス首相代理は19日、男の身元を明らかにしなかった。
ヘラルド・サン紙とエイジ紙によると、容疑者の男(21)は3年前にミャンマーから来た難民で、ブリッジングビザで滞在しているとしているが、オーストラリア移民局はこの件に対して返答はない。
男は可燃性液体を支店内に持ち込み、液体をかぶって引火させたと見られている。消防隊員が駆けつけた際には支店の入り口は閉まっており、閉じ込められた職員や利用客らは裏口から救出されたという。
救急当局によると、容疑者を含めた27人が救急隊員によって手当を受け、そのうち容疑者ともう1人が重体、4人が火傷による負傷のため病院で現在も手当を受けているという。