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バックパッカー税 早急の合意を

【キャンベラ21日AAP】   クリスマス休暇前の議会会期も2週間を残し、農家らは、議論の的となっているバックパッカー税を早急に合意させるよう連邦議会に求めている。政府は32.5%から引き下げた税率19%で譲らず、野党労働党、ジャッキー・ランビー無所属上院議員らは10.5%を求めている。

柿生産者のブレット・ガスリーさんは、バックパッカーらはオーストラリアに背を向けるとして、「影響は農家だけでなくキャラバンパークやフィッシュ・アンド・チップス店、パブ、タイヤ修理店にまで及ぶ」と話した。また、NSW州オレンジの補欠選挙での国民党の支持激減には同問題が影響したとして、「連邦政府は国民の声を聞くべきだ」とガスリーさんは述べた。

VIC州コブラムで桃やネクタリンなどを栽培するエイドリアン・コンティさんによると、昨年は60人あった果実摘み作業の申し込みが、今年はわずか5人だという。

無所属のニック・ゼノフォン上院議員は、国内失業者が生活助成金を失うことなく5000ドルまで果実摘み作業に従事できることを条件に、政府の19%を無所属議員らが支持する姿勢を示した。

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