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ARIA賞 受賞者ロックアウト法批判

【シドニー23日AAP】  オーストラリアの音楽業界で活躍したアーティストらに贈られるARIA賞の授賞式が23日夜、シドニーで行われた。授賞式ではステージ上でNSW州政府によるロックアウト法などの政策を批判したり、社会的なメッセージを発信する受賞者らもいた。

最優秀新人賞を受賞した女性歌手のモンテーニュは、自分の胸元に大きく「利益よりも人間を優先しよう」というメッセージを書いて、授賞式に臨んだ。モンテーニュはさらに、NSW州で導入されているロックアウト法について、「街のアートシーンを守るために、バランスを保って行うべき」と述べた。

ロックアウト法は2014年、ベアード政権が導入したアルコール規制法で、シドニーCBD地区の指定地区で午後10時以降はアルコールの販売が行えず、午前1時30分以降は客の出入りを禁止するもの。今年、最優秀アルバム賞などを受賞したフルームもまた、「シドニーを開かれた街にして下さい!」と訴えた。

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