【メルボルン26日AAP】 VIC州のメルボルン空港で25日より、航空機の燃料が不足し、供給量を制限する事態となっており、多数のフライトに遅延などの影響が出ていることが分かった。燃料を多く必要とする国際便は、国内の他の空港での給油を余儀なくされているという。
オーストラリアのカンタス航空およびアラブ首長国連邦のエティハド航空は25日、複数のフライトの到着をシドニーとパースに変更して対応したことを認めた。また、国内線や飛行距離の短い国際線では、メルボルン空港での給油量を減らすため、通常より多くの燃料を入れて運行している。
メルボルン空港は燃料不足を招いたのは「供給元の問題」と説明しているほか、VIC州のダンブロシオエネルギー相は、空港への給油輸送が上手く行われていないと非難した。また、同空港における燃料給油オペレーターを務めるエクソンモービルは、空港と供給量について協議しているとコメントした。メルボルン空港は利用客に対し、フライトの最新情報を確認するよう呼び掛けている。