【シドニー26日AAP】 シドニー南部ヘレンズバーグにあるシンビオ野生動物公園から希少種であるサル3匹が何者かに盗まれる事件が発生し、盗まれた1匹は母乳が必要な赤ちゃんであることから早急な発見が必要となっている。
ピグミー・マーモセットのオス、若いメス、赤ちゃんの3匹がいなくなっているのを飼育員が発見し、警察に通報した。捜査に当たっているチャーリー・ハッチンス警部補は「赤ちゃんザルは24時間以内に母親の元に戻さないと死亡する可能性がある」とし、安否を憂慮している。
また、動物園にいる母ザルが赤ちゃんを誘拐されたストレスから、 双子のもう1匹の赤ちゃんに授乳を十分にできていないことから、こちらも不安定な状態にあるという。
現在のところ目撃者情報がないため、警察では心当たりのある市民の協力を呼びかけている。