【ACT6日】 航空大手カンタス航空はこのほど、今年7月1日以降の国際線の運航便についてチケット販売を開始することが分かった。ただ、それまでに政府が国境の再開を決めるかについては保証がない状況となっており、連邦のハント保健相は感染が増える冬期が終わるまで、国際線の運行を再開しない可能性を示唆した。
カンタス航空は、新型コロナが依然として猛威を奮っている英国や米国など、7月1日以降に運行予定の国際線のチケットを販売する予定で、ワクチン接種の開始が予定よりも早まっていると正当性を主張している。一方、ハント保健相は、予防接種の開始が世界で早まっていることは歓迎する一方、これが国境再開につながるとは明言していない。
ハント保健相は、国境が段階を追って再開を進めることが望ましいとしており、「ある日突然、全てが開放されるということはないだろう」と述べた。また、オーストラリアは守られた島のような場所だとした上で、「世界の多くの場所はまだ暗い冬の中にいる」と述べ、国境開放に慎重な態度を示した。
ソース:news.com.au-Greg Hunt: International travel may have to wait despite Qantas plan