【ブリスベン26日AAP】 世界中の海で7ヶ月に渡る公害調査をしていた フルール・ド・パッション号がブリスベンに今月到着し、4ヶ月間の停泊中一般公開される。
全長33メートルのフルール・ド・パッション号はドイツ海軍が保有していた船を改造したもので、スイスに本拠地を置くファウンデーション・パシフィックが率いる海洋測量調査団が騒音やマイクロプラスチックの公害を調査している。
今回の調査遠征で、何千時間にも及ぶ海中録音と表面海水のサンプル87個を採取しており、騒音やマイクロプラスチックが海や海洋生物にどのような影響を与えているかを研究する。
ファウンデーション・パシフィックのピエトロ・ゴデンジィ代表は「オーストラリアは地球温暖化などの環境問題に関してとても国民の意識が高い国。今回のプロジェクトに肯定的な反応を示してくれている」と述べた。