【メルボルン26日AAP】 21日にメルボルン周辺地域で雷を伴う大嵐が襲い、雷雨喘息と呼ばれる喘息の発作を起こし死亡者が出ていたが、25日に5人目の死亡者が出たことがわかった。
同州保健省のスポークスマンによると、病院にはまだ6人が集中治療を受けており、そのうちの4人は重体だという。
メルボルン周辺の病院では、21日から22日にかけて8500人以上が病院で手当てを受けており、現在さまざまな呼吸器疾患や関連の症状を持つ20人が治療を受けている。
雷雨喘息は花粉症のシーズンに雷雨が重なることで発症するもので、縮小した胞子や花粉が気管支を通過し、喘息を引き起こすという。
専門家は将来的に重度の雷雨喘息を予測できるか調査中だという。