【ブリスベン27日AAP】 気象局の発表によると、今年の夏は国内東部で気温が高く乾燥した気候が続くと予想される。
今年の冬は記録上2番目に雨量が多く、春までその傾向が続いた。これにより東部河川の水量が引き上げられ、土壌も湿っていることから自然発火の阻止につながるという。一方で雨が多かったために草木も茂り、山火事の危険が懸念される。気象局のアンドリュー・ワトキンズ博士によると、12月の気温が平年より高い確率はQLD州、NSW州、SA州大半、VIC州北部で少なくとも80%とされ、熱波が発生する確率も高いという。
また、QLD州北部、NT準州、WA州北西部ではサイクロンに対する警戒も必要だという。昨年は記録上最も少ない3つのサイクロンがオーストラリア沖で発生したが、気象パターンは平年に戻ったとされる。
山火事自然災害共同研究センター(BNHCRC)は30日、山火事の危険性に関する最新情報を発表する予定。