【ACT8日】 オーストラリアでは、新型コロナウイルスによる渡航規制によって外国人労働者が不足していることが原因で、野菜や果物の収穫が行えていない農家が50軒以上あることが明らかになった。労働力不足によって作物が廃棄されたことによる損失額は3,800万ドルに達している。
業界の専門家たちは、全国廃棄作物登録所から発表された最新統計から、もし今後も季節労働者を確保するための方策が講じられなければ、廃棄作物の量は増え続けると警鐘を鳴らしている。業界団体グロウコム(Growcom)のシャノン氏は、パンデミック以前のレベルまで外国人渡航者のレベルが戻らなければ、廃棄作物は増え続けるとの見方を示した。
これまでにベリー、バナナ、かんきつ類、トマト、ニンジン、カボチャ、唐辛子、葉野菜などを栽培する農家が少なくとも55軒が廃棄作物の登録を済ませているという。
ソース:news.com.au-Workforce shortages cost farmers $38m worth of fruit and veg harvests