【シドニー2日AAP】 NSW州では2日、気温が30度台後半に達するなど猛暑となった。シドニー周辺のハンター地区、タムワース地区などでは、気温の急上昇にともなう山火事の危険性が高まったとして、全面的な火気禁止命令が発令された。
火気禁止命令では、戸外で火気を扱うことが禁止され、溶接やガスの切断作業なども出来なくなる。熱波の影響は山火事だけにとどまらず、老人、妊婦、子ども、身障者、薬を日常的に飲んでいる人などが体調を崩す原因にもなるとして、赤十字は、外出を控え十分に水分を補給するよう呼び掛けている。
地域火災サービスによると、12月の雨量が例年より少なくなる確率が80パーセントと非常に高いとして、「雨は降って欲しいが、期待はしていない」と話した。ペンリスでは2日の正午前に37度、シドニーでは33度を記録。NSW州北部のモリーでは40度に達した。