【キャンベラ8日】 コロナウイルスの経済支援対策として連邦政府は、今年から大学やTAFEに進学する地方出身の学生に対して支援金を給付することを明らかにした。
連邦政府は、1月1日からTertiary Access Payment(TAP)制度を設け、遠隔地に居住する22歳以下の進学予定の学生は、引っ越し費用として5000ドルの申請・受領ができる。
スチュワート・ロバート政府サービス相は「地方在住の学生は必要資格を確認して申請してほしい。給付手続きはサービス・オーストラリアで行う」と述べた。
これに対して最大野党・労働党のターニャ・ピルバセック氏は「政府は学士号の学費を値上げし、意図的に学生を苦しめている。 遠隔地に住む学生が進学できるように支援をしたいのなら、一般的な学士課程の学費で5万8000ドルを支払わせたりすることがおかしい」と政府の支援政策に反論している。
給付金は2回に分けて支払われ、学年の前半に3000ドル、後半に2000ドル支払われるという。受給資格の条件として、学校までの通学時間が公共交通機関で90分以上かかるなどが挙げられる。また、保護者の年収が合わせて25万ドル以上の場合や休学をする場合は対象外となる。
ソース : news.com.au – Regional students eligible for new $5000 payment from federal government