【メルボルン4日AAP】 VIC州で嵐と花粉の飛散が多い状況が再び重なり、救急隊は数十件の緊急通話に対応した。
4日、州北東部キャブラムの最高気温は37度、メルボルンでも32度に達した。気温が高く風の強い状況から嵐が予想され、喘息や花粉症の症状が悪化する「雷雨喘息」が再び発生すると心配されていた。2週間前にメルボルンを襲った嵐では8人が死亡した。州救急局は、4日午後に呼吸器系に関する緊急通話数十件が寄せられたと発表したが、天候との関連はわかっていないという。
全国喘息協会のジョナサン・バードン医師は3日、「重篤な喘息症状は命に関わる可能性がある。息切れや、呼吸音がヒューヒューする喘鳴を生じたら早急な対応が必要だ」と喚起を促した。
雷雨発生時の州救急局および保健システムの対応について、見直しが行われる予定。