【シドニー4日AAP】 国内全体で2日以降、少なくとも15人が交通事故で死亡した。クリスマスの休暇を控え、ドライバーは安全運転を心がけるよう注意喚起が出されている。
NSW州だけで2日以降、8人が交通事故で死亡した。携帯電話の使用や疲労、道路規則違反などが事故原因に多かった。州警察のマイケル・コービー副総監は、「クリスマス休暇が始まっていないにも関わらず、すでに年間の総死亡者数に達する勢いだ」と懸念を示した。同州警察は12月から1月末にかけて、警察官の数を増やして路上パトロールを行う計画だ。
VIC州のアンドリュース首相も、今年は昨年の交通事故死者数234人を超える270人に達したとして、「運転技量や状況に合った運転をすれば、ほとんどの事故が防げただろう」と話し、飲酒はもちろんのこと、薬物を使用しての運転は行わないよう呼びかけた。
警察はまた、後部座席の幼児2人のシートベルトを締めないまま路上レースをした若い父親について言及し、危険運転や注意散漫なドライバーが増加していると懸念を示した。