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若年犯罪の取り締まりを強化 VIC

【メルボルン5日AAP】   VIC州政府は、犯罪を犯したティーンエイジャーに対する新たな行動規制法案を発表した。同州は先立って、若者による住居侵入や自動車泥棒を含み、州内で犯罪が急増しているとして、警察官2700人以上を新たに雇用すると発表している。

アンドリュー州首相は5日、「再拘留されたくなければ、学校に行くか、訓練を受けるか、仕事に就くかのどれかだ」と話し、コミュニティの安全を守るために同法案が必要だと訴えた。 “コントロール・オーダー”と呼ばれる行動規制命令では、夜間外出や特定の人物との接触も禁止される。また、重罪を犯した若者に対する最高刑期も、現在の3年から4年に延長される見通し。

若者に犯罪をするようそそのかした大人にも、最高10年の懲役が科される。小説「オリバー・ツイスト」で子どもに盗みをさせようとした窃盗犯フェイギンにちなみ、「Fagin’s Law」のあだ名が付けられた。

州野党のガイ自由党党首は、新法案は既存の法律と重複しているとしたうえで、来年初頭の議会導入の際には支持する意向を示した。

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