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シドニーのロックアウト法 規制を緩和

【シドニー8日AAP】  NSW州のベアード首相は8日、2年間にわたるロックアウト法の試験期間の一部として、さらに規制の緩和に踏み切ることを発表した。来年1月から導入される見通しで、ナイトクラブ、カラオケ、ストリップクラブには適用されない。

同法が適用されるCBDとキングスクロスでは、入店終了の時間を午前1時30分から午前2時に、「ラストドリンク」を30分延長して午前3時30分までとする。さらにアルコール類のテイクアウトとデリバリーは10時から11時に延長となる。

ベアード首相は、ロックアウト法の導入が間違いなくアルコール絡みの犯罪の予防につながっているとする一方、同法がライブミュージックや活気の溢れる街の雰囲気にマイナスの影響を及ぼしているとの声が上がっていることも認めた。

ベアード政権は、規制緩和で犯罪が再び増加すれば規制を元に戻すが、改善が見られればさらに緩和する可能性も示唆している。一方、ロックアウト法を支持する救急の医師や警察は、政府が同法の規制を継続していくことや、NSW州全域に適用を拡大させることを求めて、ロビー活動を続けている。

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