【キャンベラ14日】　　　中国メディアがオーストラリア産のチェリーは他の国に比べて品質が悪いと伝えたことを受けて、中国の輸入制限の対象になることを防ぐために、オーストラリアのチェリー農家が反論している。

中国の国営メディアのグローバル・タイムスは、「オーストラリア産のチェリーは味も品質も低下している」と報道し、消費者が他国のチェリーを購入するようになっているという。

Cherry Growers Australiaのトム・イーストレイク会長は「オーストラリアのチェリーは世界的にも高品質レベル。収穫してから72時間後には店頭に並んでいる」と述べ、この報道を否定している。

同会長は「栽培農家は、悪天候などで品質の良くないチェリーを海外に出荷したりはしない。中国の顧客から苦情を受けたことは一度もない」としている。

グローバル・タイムスは、中国国内のオーストラリア産チェリーの数が減少しているのは「低品質のための減少」だと伝えているが、イーストレイク会長は「昨年の輸出数が減少したのはコロナウイルスにより空輸手段がなかったため」と答えている。

また、対中国の貿易摩擦や外交問題について言及し「我々は中国の顧客との長期にわたるビジネス関係を継続している。これからも高品質の食品を中国へ輸入することを栽培農家は望んでいる。連邦政府は中国政府と同様の信頼関係を築くべき」と述べた。

ソース : news.com.au – Aussie cherry growers hit back at Global Times report