【シドニー22日AAP】 NSW州政府は22日、山火事を迅速に察知して防災に役立てることを目的として、同州内の最も人の目が届かず、山火事が発生しやすい地域に、監視カメラを設置することを発表した。
現在、すでに8台の監視カメラが設置されており、さらに2台が追加されるという。監視カメラの導入により当局は、山中や国立公園などでカメラがとらえる360度のビデオ画像から、ピンポイントで火事の発生現場を特定したいとしている。
NSW州のジョン・バリラロ首相代理は、山火事が起こった場合には一分一秒を争うため、迅速な対応が重要だとした上で、「監視カメラの導入により、山火事が発生した際にいち早く情報を得ることが可能となり、コミュニティを守ることにつながるだろう」と述べた。