【シドニー22日AAP】 NSW州の食品衛生局が、クリスマスパーティーなどのためにシーフードを購入する場合、闇市場で出回っている商品や、食品販売の認可を受けていない業者の商品を購入しないよう消費者らに呼び掛けている。
NSW州第一次産業当局は、これまでに7000個以上の違法販売された牡蠣を押収し、クリスマスシーズンを前に牡蠣泥棒の取締りを一層強化している。NSW州食品安全局は、食品安全検査を受けていなかったり、洗浄作業が適切に行われていない魚介を食べた場合、深刻な健康被害につながる危険性が高いとしている。
同局は盗まれた牡蠣や、基準を満たさない違法なシーフードを販売することは、正規の商品を販売しようと努力している漁業関係者にとって大きい打撃になると指摘。さらに違法な商品を販売した場合、業者らは検挙され、裁判所に出廷することになると警鐘を鳴らしている。